ニュージーンズ（NewJeans）の所属事務所ADORが、メンバーであるハニ（Hanni）との法的紛争を巡り再び注目を集めています。この裁判では、グループと事務所の専属契約の有効性を巡る激しい議論が続けられており、その中で物議を醸している監視カメラ（CCTV）の映像問題が再び取り上げられました。
事の発端は、あるILLIT（イリット）のマネージャーが、ハニについて「無視するように」と語っているのを本人が聞いたと主張した出来事に端を発します。これに対しADOR側は、映像を公開することでハニの主張を否定していましたが、今回の裁判でその映像が「ハニが事務所を後にする際の映像ではなかったこと」および「該当の映像が既に削除されていること」を認める結果となりました。
ADOR側の主張：「定期的なデータ管理による削除」
ADOR側は、映像が削除されたのは「意図的な削除ではなく、映像の30日間保存期間が経過したため」であると説明。これにより意図的な隠蔽行為ではないと主張しました。しかし、NJZ側およびファンコミュニティからの不信感は払拭されていないようです。また、NJZの法定代理人は「事務所がメンバーを守る環境を整えるべきなのに、それどころか彼女たちを嘘つきのように扱った」と非難しています。
「CCTV映像の一部だけを切り取ることで、事務所はハニを嘘つき扱いしています。メンバーとその家族にとって、これがどれだけ大きな精神的苦痛をもたらしたか想像してください。これでは事務所に復帰するなど到底できません。」
ファンの反応：「真実が混乱される状況に怒りの声」
SNSではファンからの批判が相次いでおり、「映像が本当に削除されたならば、なぜ部分的な映像だけを公開したのか」といった疑問や、「ハニと彼女の家族への謝罪が必要だ」といった声が目立ちます。一部のファンはADOR側が「映像を利用して事実を混乱させた」という見解を示し、不信感を募らせました。
「これはどう見ても、おかしい。正式に映像が削除されたと認めながら、これまでハニに対して嘘つき扱いをした責任を誰が取るのか？」
- ファンのツイートより
「ハニが言ったことが本当だったという証拠があるにもかかわらず、事務所が間違った映像を引き渡した件について、信頼できるわけがない。」
- 別の批判的な意見
これらの状況が、NJZの契約問題と絡み、今後の裁判進行にどれほどの影響を及ぼすのか注目が集まる一方で、ファンの間では引き続きADORに対する厳しい視線が注がれています。さらに、所属アーティストの活動環境への不安や信頼問題に関する議論が広がっており、今後のADOR側の対応がこれ以上火種にならないよう慎重な姿勢が求められるでしょう。
この事案は、K-POPにおける専属契約やアーティストの保護といった問題を再び浮き彫りにしており、業界全体の注目が集まっています。