元「PRODUCE X 101」の参加者がMnetを非難、「BOYS II PLANET」の脱落に心を痛める
元「PRODUCE X 101」の参加者であるキム・ククホンが、Mnetの新たなオーディション番組「BOYS II PLANET」のある参加者の不当な評価について声を上げ、多くのファンが衝撃を受けています。特に、彼が過去に経験した投票操作スキャンダルから生じた精神的な苦悩を共有する中で、今回の出来事がどれほど深刻であるかが改めて浮き彫りになりました。

キム・ククホン、Mnetに正直な想いを語る
2025年7月27日、キム・ククホンが自身のSNSを通じて、「BOYS II PLANET」に参加しているイ・ヒョプのパフォーマンス映像を共有し、その中で彼の脱落について疑問を呈しました。この映像は、イ・ヒョプが卓越した歌唱力を披露しながらも「ノースター」という評価を受けたことを示しており、多くの視聴者がその結果に驚きや失望を表明しました。
特にキム・ククホンは、この投稿の中で「彼らの必死な気持ちを利用しないでください。毎日どんな心境で練習しているか分かりますか?」と述べ、オーディション参加者が直面する厳しい現実に言及しました。さらに「心が傷つく瞬間を編集で隠さないでほしい」と暗にメディア編集の問題点を批判しました。

過去の操作スキャンダルが再び注目される
イ・ヒョプについての議論が広がる中、キム・ククホンが過去に遭遇した「PRODUCE X 101」での投票操作問題も改めて注目されています。キム・ククホンはこの問題の犠牲者の一人として知られ、2019年に行われた同番組の第3次順位発表で脱落した際、その後の調査により順位操作があったことが公式に確認されました。
当時、番組を通じたデビューの機会を奪われた彼は、精神的に深刻な苦悩に陥り、自身の辛い経験についても後にメディアで語っています。彼は以前出演したテレビ番組で「車のドアを開けて飛び降りようと思った」と告白し、この一件が彼に与えた心理的影響の深刻さを共有しました。この発言が象徴するのは、オーディション参加者が抱える競争のプレッシャーと、それに伴う心の傷です。
ファンと視聴者の反応
キム・ククホンの言葉を受け、多くのファンや視聴者がSNSでコメントを寄せています。「彼が受けた傷を知っているからこそ、彼の思いがどれほど重いか分かる」「彼自身も過去に経験したことがあるからこそ、この現状を見るのが辛かっただろう」といった共感の声が広がっており、中には「Mnetを許せない」と制作陣を強く非難する投稿も見受けられます。
Mnetに求められる透明性
今回の「BOYS II PLANET」への批判と同時に、過去の操作スキャンダルが再び注目されたことで、オーディション番組における公正性や透明性への強い要望が浮かび上がっています。多くのファンが純粋な実力で評価される場を提供してほしいと切望しており、これに対してMnetがどのような対応を取るのかに関心が集まっています。
これからの展開に注目しつつ、音楽業界全体としても、参加者の尊厳と心の健康を守る仕組みづくりが求められる時代に突入しています。