韓国の大手エンターテインメント企業であるHYBE（ハイブ）が、最近非常に異例で攻撃的な捜査を受けたとして話題になっています。今回の捜査は、ソウルにあるHYBE本社を対象に行われ、その特異さと規模の大きさから注目を集めています。新たに明らかになった詳細によると、この捜査は通常の範疇を大きく超えたものであり、新しい政権の厳しい金融犯罪対策と関連があるとされています。
JTBCの報道によれば、当局は通常よりも長い約1ヵ月の捜査許可を得ており、捜査中は日没後や夜明け前といった通常の時間外でも捜査が可能な「特別条項」が含まれていました。初回の捜査は7月24日に開始されましたが、この許可は8月16日まで有効とされています。そのため、通常の韓国の捜査基準を覆す厳格なものとなっています。
さらに、捜索対象は極めて広範囲に及びました。特定のオフィスに限られることなく、会長室、法務部、経理部、財務部など、関連資料が保管されていると考えられる全ての部署が捜査の対象として含まれました。当局は特に会長であるパン・シヒョク氏を巡る資本市場における不正疑惑の調査を迅速に進める意図があったとみられています。
警察関係者の話によれば、このような大規模かつ攻撃的な捜査の背景には、現政権が掲げる「資本市場を乱す行為に対する厳しい処罰」という政策が関係しているようです。あるJTBCのリポーターも、「当局が捜査の主導権を確保するために、このような強行な手法を採用したようだ」と指摘しています。
なお、捜査自体は既に完了していると発表されていますが、捜査許可はまだ有効期限内であり、その進展が注目されています。
韓国では近年、金融犯罪や株式市場に関連する不正行為への取り締まりが厳しくなる傾向がありますが、HYBEにおける今回の件はその一環と見られるようです。パン・シヒョク会長に対する疑惑が具体的にどのような内容であるのか、そして捜査の結果が同社にどのような影響を与えるのか、今後の展開に注目が集まっています。
参考記事：
HYBEという世界的なエンターテインメント企業の動向は、日本国内でも多くのK-POPファンに関心を寄せられています。今後のさらなるニュースに要注目です。