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BTSのジョングクから84億ウォンを盗んだハッカーが逮捕される

BTSのジョングクから8.4億ウォン(約6億円)を盗んだハッカー逮捕!インターポールとの協力でタイから韓国へ送還

BTSのメンバーであるジョングクが、ハッキング犯罪の被害に遭い、総額8.4億ウォン(約6億円)相当の被害を受けた事件で、犯行の首謀者とされる中国国籍の男性(34歳)が逮捕されました。韓国法務部とソウル警察、さらにインターポールが協力し、タイから韓国への送還が無事に完了したとのことです。このニュースは、韓国国内のみならず、国際的にも大きな注目を集めています。

ジョングクの被害内容と対応策
捜査内容によると、犯行グループは主にタイや他の国を拠点に活動する組織的なハッキング集団であり、ウェブサイトや通信サービスをハッキングして大量の個人情報を不正取得していた模様です。この情報を元に、被害者名義で携帯電話契約や金融取引を行い、金融機関や仮想資産プラットフォームから多額の資金を盗み出していました。同グループが韓国国内でこれまでに盗んだ額は、総額38億ウォン(約27億円)にも達するといいます。

ジョングクは昨年の軍入隊後に証券口座がハッキングされ、ハイブ(HYBE)株式33,500株が不正に移転されました。そのうちの500株(約1億2,600万ウォン相当)が第三者に売却されたことが確認されています。しかし、BIGHIT MUSICの迅速な対応により、不審な取引が発覚し、残りの株は即座に凍結されたため、さらなる被害を防ぐことができました。ジョングクは後に株を購入した第三者に対して民事裁判を提起し、これにより裁判所は「盗まれた株の移転は無効」と判断。最終的に株式が返還される結果となりました。

他の被害者と犯行グループの摘発経緯
ジョングク以外にも、韓国国内のベンチャー企業の経営者や財閥企業の代表者たちも被害者として名前が挙がっています。この事件は韓国史上でも非常に高度な金融犯罪の一つと言われています。

ハッキング犯罪の首謀者である「A氏」は、法務部とソウル警察の執念深い捜査により、ついにその行方がつかめました。今年4月、彼がタイに入国したとの情報が掴まれ、タイ当局に緊急引渡し拘留要請が出されました。それ以降、現地での4ヶ月にわたる交渉を経て、ついに韓国への送還が実現しました。

現在、A氏に対しての裁判および捜査が進行中であり、新たな情報が明らかになる可能性があります。韓国国内では、今回の事件を契機にサイバーセキュリティの強化が求められる声が高まっています。

今後の展開に注目
多くの著名人や財界人が標的となった今回のハッキング事件は、被害額や心理的な影響の大きさもさることながら、国際的な犯罪対策の重要性を再確認させるものとなりました。ジョングクを含む被害者たちの権利がどのように守られていくか、そしてこの優れた共同捜査がどのように評価されるか、今後の展開が気になるところです。

Sources: Herald Corp, Koreaboo