ENHYPENのニキ、「6年間帰省できていない」と胸の内を告白 ─ ファンの間でBELIFT LAB批判が拡大

韓国の人気アイドルグループENHYPENのメンバー、ニキが最近のライブ配信で語った言葉がファンの間で大きな波紋を呼んでいます。BELIFT LAB(HYBE傘下)の所属するニキが、約6年間も地元・日本の実家に帰省できていないことを明かし、ファンの間では所属事務所に対する批判の声が高まっています。
「自分の部屋がまだあるのか分からない」と語るニキの言葉にファン涙
ニキは、I-LAND(2020年放送のサバイバルオーディション番組)に参加する前の2019年8月にわずか13歳で日本から韓国へ渡り、練習生生活を開始しました。その後、ENHYPENとしてデビューした彼は、現在までまとまった時間を取って実家に帰れていないことを明かしました。19歳となった現在、彼がWeverseで「自分の部屋がまだあるのか分からない」と語った言葉は多くのファンの心を揺さぶりました。
そんな中、ニキの父親がSNSに投稿した心温まるメッセージが話題に。「ニキの部屋はまだある。いつでも帰ってきて」と愛犬ビスコの写真と共につづり、多くの人々の涙を誘いました。
「虐待ではないのか?」ファンの怒りと事務所への批判
ニキの言葉を受け、ファンたちはBELIFT LABに対する批判を強めています。ENHYPENはデビュー以来休む間もなく活動を続けてきましたが、ファンの多くは彼らが「働きすぎ」だと感じています。特にニキが日本で数多くのスケジュールをこなしているにもかかわらず、実家への帰省が許されていない状況に疑問の声が上がっています。
SNSでは「こんなの虐待じゃないのか」「BELIFTはどれだけアイドルを犠牲にするんだ」といった声が飛び交い、「法律に違反している可能性がある」との指摘も見られました。
ENHYPENメンバーの過去の涙…離れ離れの家族への思い
実はニキは過去にも、ファンミーティング「EN-CONNECT: Companion」で家族に会えない辛さを涙ながらに語ったことがあります。当時は新型コロナウイルス感染拡大の影響で日本が厳しい渡航制限を敷いており、家族と会えない状況が続いていました。その時のニキの言葉は、現在も多くのファンの間で議論され続けています。
ENHYPENの他のメンバーもまた、過酷なスケジュールと精神的な重圧に直面しています。特に最近では、同じHYBE傘下のTXTのメンバーであるスビンが練習生時代の「身体的虐待」について言及したことで、HYBEに対する信頼性が問われる問題が続いています。
アイドルの生活と労働環境改善を求める声
ニキの今回の発言をきっかけに、K-POP業界全体の労働環境への懸念が再び注目されています。多くのファンが「アイドルはもっと人間らしい生活を送るべきだ」と訴え、改善を求める声を上げています。これからの所属事務所の対応が注目されていますが、依然としてファンの怒りは収まっていません。
ニキやENHYPENのメンバーたちが安心して活動を続けられるためにも、事務所が具体的な改善策を講じることが求められています。