エスパ（aespa）の最新ミニアルバム「Rich Man」が2025年9月5日にリリースされ、大きな話題を呼んでいます。しかし、その議論の多くは音楽そのものよりも、プロモーションの進め方に対するファンの不満に集中しています。今月は、韓国国内の音楽チャートでアルバムが健闘しているものの、アルバムの発売直後、わずか3日後に国内プロモーションが終了してしまったことが、多くのファンから批判を受けています。
短期間で終了したプロモーション活動に関して、ファンはSNSで「以前はK-POPアイドルたちが4～6週間も音楽番組に出演し続けていたのに、今ではまるでファストファッションのようにプロモーションが速くなりすぎている」といった声をあげています。特にエスパは過去作でも、国内でのプロモーション期間が常に短かったという指摘が目立っています。「Black Mamba」ではたった2週間、「Next Level」「Savage」「Dreams Come True」ではそれぞれ1週間と、ファンの間では「またか」と思わせる結果となりました。
さらに今回の活動が物議を醸している理由は、韓国内のプロモーション終了直後、すでにアメリカでの活動に重点を置こうとしている点にもあります。エスパは「Rich Man」のため、アメリカの人気番組「グッド・モーニング・アメリカ（Good Morning America）」で9月12日にパフォーマンスすることが発表されました。これは、グローバルな成功を示す大きなチャンスとして歓迎される一方、韓国国内のファンからは「母国のファンがほったらかしにされている感が否めない」という不満が噴出しました。
今回だけでなく、エスパのカムバックプロモーションは以前から議論の対象となることが多くありました。例えば、「Rich Man」の発売前にはティーザー画像でのメンバーたちの衣装が批判の的となり、「過激すぎる」との声が多く上がりました。特にメンバーのウィンターやカリナの衣装は、ランジェリーに見えるようなデザインだとして議論を巻き起こしました。エスパのような大型グループにとって、このようなスタイリングの選択がオンライン上での激しい反応を引き起こすのは珍しいことではありません。
また、既存のファンだけでなく、業界全体でのプロモーションの短期化についても議論が活発化しています。「K-POPは次第に伝統的な長期プロモーションを軽視し、使い捨てのように扱っている」という主張が見受けられ、特に国内ファンからの不満の声が多く聞かれます。このトレンドが今後さらに進むのか、それとも国内ファンとの絆を重視してプロモーション戦略が再評価されるのか――多くのファンがこの動向に注目しています。
エスパのグローバルな影響力が拡大し続けている一方、韓国国内でのファン対応については課題が残されていることが明らかになりました。韓国における伝統的なプロモーションスタイルが完全に失われるのかどうか、特に同じ状況にある他のグループにも影響を及ぼす重要な点となるでしょう。ファンはエスパの次回カムバックで、一週間以上の活動期間を期待しています。