SMエンターテインメントの人気アイドルグループ・NCTのメンバーであるマーク・リーが、未発表のブランド契約に関する噂で現在大きな批判を受けています。これには、中東情勢の問題に絡む「ボイコット運動」が背景にあります。特に、特定のブランドとの提携がイスラエルとパレスチナの対立問題に関連しているという指摘が多くのファンから寄せられています。

先日、あるネットユーザーがマークが未発表のピザ商品をプロモーションするポスターに登場していると見られる画像を共有しました。また、そのQRコードにリンクされているページは現在利用できない状態です。この噂が広がる中、マークが米国を拠点とするファーストフードブランド・マクドナルドとの契約を進行中である可能性が取り沙汰されています。

しかし、マクドナルドのイスラエル法人が自国の国防軍(IDF)や病院に無料で食事を提供するというニュースが明るみに出たことにより、ブランドへの反発が強まっています。この出来事は、現地におけるパレスチナ問題に直接的に関係しているとの見方を作り出し、世界的な「ボイコット運動」の一環としての批判を浴びる要因となっています。
ファンの厳しい反応と批判
SNSでは、マーク個人およびSMエンターテインメントに対する批判の声が広がっています。ファンの間では、26歳という年齢から「自身の行動やその影響を十分に理解すべきだ」という意見が見られます。また、キリスト教徒であるマークがイエスの生誕地とされる地域への攻撃を支援する企業とコラボすることは、「信念と矛盾している」との指摘も多く寄せられています。
あるユーザーは「SMエンターテインメントでは最も成功したアーティストの一人であるマークなら、この提案を断る選択肢があったはず」と発言し、本人の無関心を批判しました。一方で、一部の支持者からは「問題の責任は個人ではなく、所属事務所にある」との見解もあるようです。しかし、全体的には「マークが現在の国際問題に対して意識を持つべきだ」という声が多くを占めています。
ボイコット運動と背景
この問題に関する議論の根底には、国際的なBDS(ボイコット、撤退、制裁)運動が存在します。この運動は、パレスチナのためにイスラエルの支持とみなされる企業や商品のボイコットを推進しており、マクドナルドもその「推奨ボイコット対象」に加わっています。特に、マクドナルドのイスラエル側から提供された10万食以上の寄付が問題視されており、この動きがボイコットの火種となっています。
SMエンターテインメントと今後の対応
批判が高まる中、SMエンターテインメントおよびマークからはまだこの件に関する公式声明が出されていません。ファンは彼に直接この状況を伝えるために、イベントや公の場を通じて意見を表明しようとしています。ファンや一般大衆の声がどのようにこの問題に影響を及ぼすか、またSMエンターテインメントがどのような対応を取るのかが注目されています。

この問題が与える影響は、マークや所属グループNCTの今後の活動、さらにK-POP業界全体のイメージにも影響を与える可能性があります。韓流アイドルのグローバルな人気が高まる中、アーティストたちが国際的な社会問題にどのような姿勢を取るのかが問われる時代になっていると言えるでしょう。