BTSファンが抱える670万円の借金、驚きの実態に専門家が警鐘
BTSなどのK-POPアイドルが全世界で大人気の中、その魅力に惹かれるファンたちは、時として自分の経済状況を犠牲にしてまで応援を続けることがあります。しかし、最近話題となったアメリカ・テキサス州の27歳女性「プレズリー」の例は、ファン文化の中でも極端なケースとして注目を集めています。彼女の推し活が、彼女自身を約67,000ドル(約670万円)の借金地獄に追い込んだというのです。
K-POPファンの消費活動に財政の専門家も衝撃
YouTubeシリーズ「Financial Audit(財政監査)」を運営する有名な財政アドバイザー、カルブ・ハマー氏は、プレズリーの異常な消費行動に驚愕しました。この番組は、ゲストの消費パターンを専門家の視点で分析し、金銭的に健全なライフスタイルを提案するものです。しかし、プレズリーの場合、これまでのファン活動が彼女の経済状況を大きく圧迫する結果になったことが分かりました。

彼女は元々5万ドル(約500万円)の純資産を持っていましたが、一年の間にそれを全て失い、現在は何と7万ドル(約700万円)の負債を抱えています。その原因の多くは、K-POP関連の出費――コンサート遠征費用や公式グッズ購入、さらにはアイドルへのサポート活動などにあると言われています。
推し活のために貯蓄を切り崩す危険性
プレズリーの消費状況の中でも特に注目されたのが、彼女が自身の401(k)(アメリカの企業年金制度の一部)から資金を引き出したり、7,000ドル(約70万円)の株式を売却したりして、K-POPコンサートへの遠征費用に充てた点です。このように、長期的な資産形成や緊急時用の資金を犠牲にしてまで、ファン活動を優先した結果、彼女はさらに深刻な経済的問題に直面しています。
また、彼女の持つBTS公式グッズの総額は1万ドル(約100万円)にも及ぶと言われていますが、ハマー氏はこれらを売却することで負債の一部を返済するよう提案しました。ただし彼女自身は、来年予定されているBTSの復帰コンサートへの参加を強く望んでおり、その支出がさらに負担を増大させる可能性が高いと指摘されています。
ファン文化の美徳と盲点
ハマー氏は、推しを応援すること自体は価値のある行為であり、誰もがその幸せを享受する権利があると認めながらも、借金や無理な経済的行動は長期的に見て危険であると警告しました。このようなケースは、K-POPファンだけでなく、全ての趣味活動に共通する課題として考えるべきだといいます。
まとめ
世界中のK-POPファンにとって、推し活は何よりも楽しく、自己表現や喜びを与えてくれるものの一つですが、財政的な健全性を損ねるほどの出費には注意が必要です。プレズリーの例は、エンターテイメント産業の発展とともに、個人の消費行動がもたらすリスクを考えさせられるものとなりました。
参考リンク
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