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SM所属アイドル 黒人アーティストの歌詞を丸パクリで大炎上

SMエンターテインメントのアイドル、歌詞の盗作が発覚し議論に発展 – ブラックアーティストの楽曲からそのままコピー?

SMエンターテインメント所属の長寿アイドルグループ「神話(Shinhwa)」の過去の楽曲における数々の盗作疑惑が韓国のネット上で大きな話題となっています。特に、20以上の楽曲でアメリカのブラックアーティストの歌詞をほぼそのままコピーし使用していた事実が指摘され、ネットユーザーから非難が殺到しています。一部の楽曲では、「Nワード」を含む問題のある表現を取り入れていたことも判明し、議論がさらに拡大しています。

韓国のSNS掲示板「TheQoo」に投稿されたスレッドが発端となり、これまで知られてこなかった盗作行為が次々と明るみに出ました。話題の投稿には、「神話エリックのラップ歌詞がYouTubeで盗作として掘り起こされた」と題され、21以上の映像がリンクされていました。それらの映像では、Foxy BrownOutkastDa Bratといったアメリカのヒップホップ界の著名アーティストたちの楽曲が取り上げられ、神話の楽曲がこれらの歌詞をほぼそのまま流用している点が確認されました。

例えば、神話の曲「Wedding」では、Foxy Brownの「Get Me Home」の歌詞「Hold up, let’s take it from the top, I Fox」がそのまま「Hold up, let’s take it from the top, hot box」として使用されています。他にも、楽曲「I Pray 4 U」などで見られる英語のラップ部分が、オリジナルの韓国語の歌詞と一致しないことがこれまで混乱を招いてきましたが、今回の盗作疑惑によりその理由が明らかとなりました。

さらに、多くのネットユーザーを驚かせたのは、神話が何曲かで「Nワード」を使用していたことです。原曲で使用されていた場合はそのままコピーされたケースもありましたが、中にはオリジナルの楽曲に存在しなかった「Nワード」を新たに挿入した事例もあり、その無神経さが厳しく批判されています。特にアメリカでの生活経験があるメンバーのエリックが、米国文化に精通しているはずにもかかわらず、差別的表現をそのまま使用していることには唖然とする声が多く寄せられています。

今回の議論を受け、ネット上では「当時、海外のアーティストを模倣し簡単に利益を得ることが流行っていた」「もし現在のような国際的なK-POPの人気があった時代にこのような行為をしていたら、大きな問題になっていただろう」などの意見が飛び交っています。一方で、当時は楽曲の著作権意識が希薄であったことや、ファンが英語の歌詞部分の意味を理解していなかったことが、このような行為が看過されていた要因として挙げられています。

また、エリックはこれらの楽曲のラップ制作を担当したとして、公式アルバムのクレジットに名前が掲載されています。このため、一部からは事務所の指示ではなく、本人自らの意思による盗作だったのではという批判も出ている状況です。

この盗作疑惑に加え、神話は以前から複数の論争に巻き込まれていました。特に、1998年の韓国で発生した「束草(ソクチョ)潜水艦事件」(9人の死者を出した北朝鮮との軍事衝突)を軽んじる発言をしたとして非難を浴びたほか、同じSMエンターテインメントの先輩グループ「H.O.T」の楽曲やコンセプトを真似したと言われ、しばしば議論になっていました。

韓国国内だけでなく海外の音楽シーンでも問題視されかねないこれらの行為について、現時点ではSMエンターテインメントや神話メンバーから公式なコメントは発表されていませんが、今後の対応に注目が集まっています。

参考:TheQoo