SEVENTEENのミンギュ、米国公演での「物議を醸す行動」によりファン間で論争に発展、コンサートマナーや「西洋優遇」問題が浮き彫りに

世界的人気を誇るK-POPグループSEVENTEEN(セブンティーン)ですが、最近の米国ツアーで起きた出来事がファンダム間で大きな話題となっています。メンバーのミンギュが、テキサス州オースティンで行われた公演中にファンから手渡されたサインを見てアルコールを飲む行動をしたことが批判を呼び、コンサートマナーから安全性まで様々な意見を巻き起こしています。
ミンギュの行動が引き起こした論争
ミンギュが公演中、観客エリアでファンが掲げたサインを見て実際にアルコールを飲んだシーンは、SNSを中心に急速に話題となりました。ファンたちは興奮した反応を示しつつも、偶像がステージ上でこのような行動を取ったことに対して「安全性」や「影響力」という観点から様々な意見が寄せられました。一部では彼の行動が無責任であり、ファンに対して誤解を招く可能性があるという意見が出ています。

また、この出来事を受けて、グループの一部ファンはSEVENTEENと所属事務所であるPledisエンターテインメントに対して、人種差別的ともとれる「西洋優遇」の姿勢を取っているのではないかと批判の声を上げる事態に発展しています。

「西洋ファン優遇」との批判
SEVENTEENがアジア諸国、特に東南アジア(South East Asia、以下SEA)のファンに対しては厳しいマナー規則を設けている一方で、西洋でのファンサービスはより緩和されていると一部のファンが指摘していることも、今回の騒動をさらに大きくしています。例えば、SEAツアーの直前に発表された「ファンエチケット規則」の通知では、ストーキング行為やプレゼントの手渡しが厳しく禁止されていますが、欧米での公演ではプレゼントの受け渡しや直接的な交流の場面がSNSなどで数多く投稿されています。このような違いに対し、一部のファンが不満を抱き、Pledisエンターテインメントやメンバー自体に対して「西洋至上主義」のような行動だとの指摘をしています。
ファン間で意見が分かれる
一方で、これらの批判に反論する声も多く、過去の公演でSEVENTEENが中国やフィリピンなどでファンからギフトを受け取った例を挙げ、必ずしも西洋だけが優遇されているわけではないとの主張がされています。さらにグループが長らくツアーを行わなかった地域や国、例えばヨーロッパについて触れ、SEVENTEENが全てのファンを平等に扱う努力をしていると評する声もあります。
今回の論争は、K-POP文化におけるグローバル展開と地域的なファンダム文化の違いを浮き彫りにしました。SEVENTEENと所属事務所Pledisエンターテインメントがどのような形でこの問題に対処するのか、今後の動向に注目が集まっています。ファン間の議論が白熱する中、グローバルスターとしてのSEVENTEENがどのように公平な姿勢を示すのかが問われる時と言えるでしょう。