LE SSERAFIMの最新シングルアルバム「SPAGHETTI」が驚くほど低いセールスを記録し、ネット上で話題となっています。今年10月24日にリリースされたこのアルバムの初日売上は、Hanteoチャートでわずか92,346枚でした。この数字は、デビューアルバム「FEARLESS」の176,861枚を下回り、グループ史上最低の初日売上となっています。
「SPAGHETTI」は、約7か月前にリリースされた「HOT」以来の韓国でのカムバック作品で、グループの実験的なスタイルを披露しています。しかし、そのセールスパフォーマンスは予想を下回り、2023年の「UNFORGIVEN」で記録した1,024,034枚の初日売上には遠く及びません。過去のリリースでは、「HOT」が567,735枚、「ANTIFRAGILE」が408,833枚、「CRAZY」が195,264枚を記録しており、「SPAGHETTI」の売上はこれらを大きく下回る結果となりました。
ネット上の反応と議論
この売上に対し、ネットユーザーたちはさまざまな反応を示しています。一部からは「メンバーの人気を考えるとこの結果は不思議だ」という意見が上がる一方、韓国国内でのセールスが特に低迷していることが指摘されています。
中には、HYBEが今年初めに経営陣への詐欺疑惑で警察から調査を受けたことに絡め、「今回の売上が実際の数字ではないか」という憶測を述べる声も多数見られました。「捏造されたセールスが是正された結果かもしれない」というコメントがSNSで注目を集めています。
また、アルバム形式がフルアルバムやミニアルバムではなくシングルアルバムであることも、売上に影響を与えた可能性があると一部のファンは指摘しています。「SPAGHETTI」には20種類の物理的なカバーバージョンが存在し、デジタル版には「SPAGHETTI」のバリエーションとB面「Pearlies (My Oyster is the World)」を含む8つのトラックが収録されています。このため、販売形態の違いがセールスの差を生む要因と言えるかもしれません。
さらに、「CRAZY」のセールスの例を引き合いに出し、今後の累積売上に期待を寄せるファンもいます。「CRAZY」は初日売上でグループの中で下位に位置していましたが、最終的には初週の販売でその枚数を3倍以上に伸ばした過去があります。これを基に、「SPAGHETTI」も同様の成長を見せる可能性があると楽観視する声もあります。
海外での評価と成功
韓国内でのセールスは低調ですが、タイトル曲「SPAGHETTI」は海外では好評価を得ており、特にアメリカで話題になっています。すでに米国iTunesで4世代ガールズグループとして史上最大のデビュー記録を更新するなど、グローバルな注目を集めています。
LE SSERAFIMはこれまでも実験的なコンセプトや現代的なサウンドで評価を受けてきましたが、今回の結果が今後の活動にどのような影響を与えるのか注目されます。この作品が最終的にファンからどのような評価を受けるのか、そして累積売上や次作への期待感がどう変化していくのか、今後の動向が気になるところです。