グループ脱退後の「元メンバーへの影響」に注目が集まる
韓国の大人気アイドルグループでは、メンバーの脱退が珍しいことではありません。しかし、その脱退の際、グループや元メンバー同士の関係が悪化し、暗に批判や「シェード」（間接的な非難）が行われることもあるようです。最近、LE SSERAFIMの元メンバーであるギャラム脱退後の行動についての投稿が話題となり、過去に他のグループでも似たケースがあったことをファンが言及しました。
Stray Kids：グループの「#8」で明確なメッセージ？
Stray Kids（ストレイキッズ）は、元々9人組としてデビューしましたが、2019年にウジンの脱退後は8人で活動を続けています。ウジンの脱退理由がスキャンダルによるものだったこともあり、彼との関係性は決して良好とは言えません。脱退後、メンバーのフェリックスがハッシュタグ「#8」をつけた投稿を公開し、これが暗にウジンを批判しているのではないかとファン間で物議を醸しました。また、グループの楽曲が再収録され、パートが8人用に分け直された事実も、グループとして新しいスタートを切る意思表示だったと考えられています。
ONEUS：明確な「6嫌い」のジェスチャー
6人組でデビューしたONEUS（ワナス）も、2023年にラヴンが脱退し、5人で活動を続けています。彼の脱退理由は浮気とガスライティングのスキャンダルであり、ファンだけでなくグループにも影響を与えたようです。それ以来、メンバーたちは「6」という数字に対して嫌悪感を示すジェスチャーを見せたり、プロモーションポスターで元メンバーの顔を隠す演出を行ったりしました。
TVXQ：楽曲「Keep Your Head Down」に込められた意味
現在の2人体制のTVXQ（東方神起）は、以前は5人組でしたが、ジェジュン、ユチョン、ジュンスの3人が2009年に契約問題で脱退しました。その後、2人体制で発表された楽曲「Keep Your Head Down」の歌詞は、まるで元メンバーたちへのメッセージのように解釈するファンも少なくありません。この曲のテーマは「関係の終焉」と「苦い感情」を描いており、元メンバーたちとの確執が背景になっていると推測されています。
TREASURE：「OUT」サインを指差す投稿
12人組でデビューしたTREASURE（トレジャー）は、現在では10人で活動しています。2022年にマシホとバン・イェダムが脱退。その後、メンバーのドヨンが投稿した「OUT」と書かれたサインを指差す写真は、ファンの間で脱退した2人を揶揄しているのではないかと話題になりました。この投稿は、彼自身のユーモアを交えた表現であったかもしれませんが、一部のファンには挑発的に映ったようです。
特にアイドルグループにとって「メンバーの脱退」は試練のひとつですが、それが円満でない場合には、シェードや暗黙のメッセージが発生することも少なくありません。そのたびにファンも反応し、議論を巻き起こしていますが、これはエンターテインメント業界特有の複雑な人間関係を映し出しているのかもしれません。