元乃木坂46のメンバー、能條愛未(のうじょう あみ)さんが俳優の中村橋之助(なかむら はしのすけ)さんとの結婚を発表しました。2025年11月10日、二人は東京のホテルで結婚記者会見を開き、喜びの報告を行いました。この席で能條さんは、義母が結婚記者会見で使用したという伝統的な着物をまとい、感動的で象徴的な姿を披露しました。

中村さんは会見の場で心境を語り、以下のようにコメントしました。
「私たちは結婚することを決断したことをご報告したく、この場を設けました。俳優として、そして一人の男として観客や家族、そして仲間を大切にし、能條を慈しむ素晴らしい家庭を築いていきたいと思います。」

また、能條さんも心を込めて次のように述べています。
「皆さんへの感謝の気持ちを胸に、中村屋の一員として橋之助さんを全力で支え、しっかりと寄り添っていく努力をしたいと思います。」
中村橋之助さんは、日本の伝統芸能「歌舞伎」を代々受け継いでいる名門「成駒屋(なりこまや)」の家系に生まれました。父は現当主・中村芝翫(なかむら しかん)さん、母は女優の三田寛子(みた ひろこ)さんという名家の長男である橋之助さんは、2000年に本名で舞台デビューし、2016年には「中村橋之助四代目」として襲名しました。

一方で、能條愛未さんは2011年にアイドルグループ乃木坂46の1期生として加入し、2012年にデビューを果たしました。その後2018年にグループを卒業し、女優として活動を続けています。代表作にはミュージカル『少女革命ウテナ 白き薔薇のつぼみ』などがあります。
二人の出会いは2021年、ミュージカル『覇道族』での共演がきっかけでした。この舞台で夫婦役を務めた二人は、お芝居を通じて深い絆を築き、約4年半の交際を経て結婚に至りました。
中村さんは歌舞伎界での名声を背負い、能條さんはアイドルから女優へとキャリアチェンジを遂げた異色のカップルですが、その愛は職業や環境を越え、多くの人々に感動を与えました。
日本の伝統文化を守り続ける中村家と、新時代のエンターテインメントを切り開いてきた能條さん。二人の門出は、多くのファンや関係者から祝福されています。これからのお二人の歩む道が、さらなる幸せで満たされることをお祈り申し上げます。