元K-POPアイドル、経済的困難を経てタクシードライバーとして新たなスタート

「アイドル」と聞くと、華やかなステージや成功した姿をイメージする方が多いかもしれません。しかし、その裏には成功できず、その後のキャリアに悩む多くのアイドルたちがいるのも事実です。最近、一部のファンたちは、元男性アイドルがタクシードライバーとして新たな人生を歩んでいる姿に感銘を受けています。
第2世代K-POPグループ「ZE:A」の元メンバー、テホンの選択
「ZE:A(ゼア)」は2010年にデビューした男性グループで、「Kwanghee(グァンヒ)」、「Park Hyungsik(パク・ヒョンシク)」、「Im Siwan(イム・シワン)」などバラエティーやドラマでも名前を知られているメンバーを擁するグループでした。しかし、グループは2017年に無期限活動休止を宣言し、それぞれの道を歩むことになります。

その中で、「ZE:A」のメンバーであるテホンは、他の人気メンバーとは異なる厳しい現実に直面しました。軍隊除隊後、経済的な困難から抜け出せず、バーなどで働き生計を立てていたことを率直に明かしています。アイドルとして大きな注目を集めることができなかった彼は、次のキャリアを模索しながら新しい道を切り開くことを決意しました。
タクシードライバーとしての新章
最近、テホンは自身のYouTubeチャンネル「NEXTAEHEON」を通じてタクシードライバーとしての日々を公開し始めました。その中で、彼は12時間の勤務時間で30万ウォン(約204ドル)を稼ぐという目標を掲げ、乗客とのエピソードを撮影して共有しました。ある乗客から「アイドルだったのでは?」と認識される場面もあり、非常にリアルな彼の人生が視聴者の共感を呼びました。


新たな挑戦と希望の未来
タクシードライバーとして奮闘する中、2025年8月にはソロデビューを果たし、活動への意欲を再び示しました。また、12月にはZE:Aの一部メンバーで再結成されたユニットのファンミーティングにも参加予定で、過去の活動を振り返りながらファンと再会する場を設けています。
ステージの閃光を浴びる華やかなアイドル生活から一転、現実的な生活へと向き合いながらも、新たな希望を抱いて挑戦を続けるテホン。その姿は、ファンだけでなく、同じような状況にいる多くの人々に勇気を与える存在と言えるでしょう。
彼のこれからの活躍と新しい挑戦に、多くの人々が期待を寄せています。