トニーモリー、子供のメイク動画をめぐる論争に公式声明を発表
韓国の人気ビューティーブランド「トニーモリー (TonyMoly)」を巡る物議が、大きな注目を集めています。最近、SNSで拡散されたある子供の動画が「マーケティング目的ではないか」との疑惑を呼び起こし、ブランド側が迅速に声明を発表しました。問題となったのは、幼い女の子が泣きながら、顔や手にアイライナーが乱雑についた状態で映っている映像です。しかし、一部の人々は、この状況が単純に保護者の目を離れた間に起こった事故ではないかと指摘しています。
動画が瞬く間に拡散される中、ネットユーザーの間では意見が分かれました。一部は「事件が完全に作為的で、ウイルスマーケティングに使われた可能性が高い」と主張し、他方では、「実際に子供特有の行動のひとつ」とみなす声もあります。特に注目された点は、子供自身がメイクをしたとしては、アイライナーの塗り方が非常に整然としていることです。このため、ある程度の大人の介入があったのではないかと疑う声も広がりました。
この論争を受けて、トニーモリーは公式インスタグラムアカウントを通じて声明を公開。「我が社はこの動画制作や拡散に一切関与していない」と断言し、この件で拡散する虚偽情報に対して強い措置を取る可能性を警告しました。
「当社は、子供を利用したマーケティングを一切禁止しています。このような虚偽の主張は明らかに間違っており、法的手段を検討します。」
動画が提供された経緯について、トニーモリー側は完全に無関係であることを強調しつつ、消費者やファンに対し理解を求めました。また今回の件を重く受け止めたブランドは、今後こうした誤解が広がらないよう注意を払う姿勢を示しています。
このようなデジタル時代において、SNSで拡散されるコンテンツの真実性が問われる論争はますます増えています。今回のトニーモリーを巡る問題もその一例であり、ブランドイメージへの影響だけでなく、情報の受け取り方に対する私たちの感性も改めて考えさせられる機会となっています。
ソース: ハンギョン