2025 MAMAアワード、音響およびカメラワークのトラブルにファンたちは不満爆発

2025年11月28日、香港で開催された2025 MAMAアワード(Mnet Asian Music Awards)では、技術的な問題が多くのステージと視聴体験に影響を及ぼし、アーティストやファンの間で大きな話題となりました。このイベントは、香港で発生した悲劇的な火災を受けてプログラムの変更が行われたうえに、音響トラブルやカメラワークの問題も発生し、多くのファンが不満を表明しています。
音響トラブルによるステージへの影響
初日のステージでは、BABYMONSTERやスーパージュニアなど多くのアーティストたちが出演しましたが、主に音響トラブルがパフォーマンスに影響を与えたと言われています。特にBABYMONSTERのアヒョンは、マイクの不調と「戦っている」とファンから指摘される場面もありました。

音声の乱れにもかかわらず彼女たちはライブボーカルでその場を乗り切り、ファンたちから称賛の声が寄せられました。一部のファンはSNS上で「MAMAのマイク音響は何をやっているんだ?」「アヒョンがその怒りをカメラ越しに伝えているようだ」というコメントで盛り上がりを見せました。一方で、スーパージュニアのメンバーたちもトラブルに対処しながらステージを成功させると評価されましたが、ファンの間からは「マイクの音質が不安定」「長年イベントを行っていて、未だにこういったミスが起こるのは信じられない」など、MAMAの運営への批判が寄せられました。
MAMA伝統(?)の悪いカメラワーク
音響トラブルに加え、MAMAのカメラワークも多くの観客から不満の声が上がる原因となりました。「重要な瞬間をカメラがまったく捉えられていない」「空虚な場所にズームインしてばかり」といったコメントがSNSで多数見受けられます。その中で注目されたのは、NI-KI(ENHYPEN)やWONXIN(特定グループの一員)などのクライマックスシーンを正確に収めきれなかった点です。これらの瞬間は、現場にいたファンサイトのカメラだけがしっかりと映像に収めることができ、ファンたちは自分たちで撮影された映像をSNS上で共有することに頼らなければならなかった状態です。
カメラワークに対する批判の中で、「10年以上もカメラワークに関する不満が続いているのに、結局改善されていない」「なぜあんなに重要な瞬間をミスできるのか」といった声が目立ちました。
ファンが作る「救済映像」がSNSで話題に
MAMAアワードで公式映像に不満を持った多くのファンは、SNSやファンサイトを通じて「救済映像」と称した個人撮影されたビデオを共有しています。これらは、公式映像では捉えられなかったパフォーマンスの重要な瞬間を網羅しており、多くの視聴者から称賛を受けています。「MAMAの公式映像より、ファンカメラの方が音質も画質も遥かに優れている」といった声も増えており、運営の技術面の改善が強く求められています。
課題を残した2025 MAMAアワード
2025 MAMAアワードは、従来どおりの豪華なラインナップと舞台設計でファンを喜ばせつつも、音響とカメラワークの問題が際立ちました。ファンとアーティストが一丸となって作り上げたこの日のステージは、トラブルに見舞われながらも確かな感動を届けましたが、来年以降の大規模イベントにおいては、これらの技術的課題が解決されることを期待する声が高まっています。
これらの問題点にもかかわらず、香港でのMAMAアワードはK-POPファンにとって欠かせないイベントとして、引き続きその存在感を示しているといえるでしょう。