2025 MAMA授賞式で2つのグループが見せた配慮が話題に
2025年のMAMA授賞式は、香港で発生した大規模な火災を受け、規模を縮小して厳粛な雰囲気の中で開催されました。この悲劇を受け、式典ではアーティストのパフォーマンス内容に多くの懸念が寄せられていました。その中でも特に注目を集めたのが、ガールズグループ「MEOVV」と人気グループ「(G)I-DLE」の対応です。両グループは、配慮に満ちた行動を通じてファンや関係者たちから称賛を受けています。
MEOVV、「BURNING UP」の歌詞を変更しトラブル回避
「MEOVV」は、最新ヒット曲である「BURNING UP」を披露する予定でしたが、楽曲内で強調される“BURNING UP”というフレーズが、今回の香港火災を連想させる可能性があるとの指摘を受け、事前に対応策を練っていました。本番では、このフレーズを「TURNING UP」に変更し、パフォーマンスを行いました。特にメンバーのナリンとガウォンがはっきりと「TURNING UP」と歌唱したことで、意識的な配慮を見せたことがうかがえます。この対応にファンからは「プロフェッショナル」と感心する声が上がりました。

(G)I-DLE、象徴的な振り付けと歌詞の変更で配慮
もう一方で、人気グループ「(G)I-DLE」もパフォーマンスでの対応が注目を集めました。彼女たちの代表曲の一つ「Good Thing」のパフォーマンス中、通常振り付けに組み込まれているサムズアップのジェスチャー(親指を立てる動き)を避け、拳を握る形に変更。また、楽曲内の「It is such a good thing」という歌詞も歌わずに省きました。特にメンバーのウギとシュファがその場で的確な調整を見せたことで、香港火災の被害者に対する深い尊敬の意を表明する形となりました。

これらの対応に対し、ファンやネットユーザーからは「式典に相応しいプロ精神を感じた」、「観客や被害者への思いやりを感じる」といった賞賛の声が寄せられています。両グループの迅速かつ繊細な対応により、心配されていたトラブルは一切起こらず、むしろ彼女たちのプロ意識が高く評価される結果となりました。
このような状況の中で、アーティストたちが見せた配慮やプロフェッショナルな行動は、改めて彼らの真摯な姿勢を示しています。香港火災という悲劇の中で開催されたMAMA授賞式は、感動を与えると同時に、深い考えを抱かせるものとなりました。