[ENHYPEN]、2025年MAMAでのスピーチが物議を醸す―ネットで賛否両論の反応
韓国の人気ボーイズグループ「ENHYPEN」が、2025年MAMA(Mnet Asian Music Awards)でのスピーチをきっかけにネット上で多くの議論を巻き起こしました。受賞スピーチの一部が予想外の波紋を呼び、ファンやネットユーザーたちの間で意見が割れている状況です。

2025年11月27日(韓国標準時)、ENHYPENはMAMAの「Visa Fans’ Choice Award」を受賞し、歴史的な瞬間を迎えました。この賞はMAMAの中でも「大賞(Daesang)」と呼ばれる栄誉ある賞の一つであり、ENHYPENは4世代のボーイズグループとして史上初めて大賞を受賞する快挙を成し遂げました。

受賞の場では、メンバーたちは感極まった様子を見せ、その感情がスピーチにも現れていました。特にリーダーのジョンウォン(Jungwon)は、自身の感謝の気持ちを言葉に込めましたが、その中で言及された内容が議論を呼ぶことになりました。
ジョンウォンの感謝の言葉が波紋を呼ぶ
スピーチの中で、ジョンウォンはHYBEの創立者であるパン・シヒョク(Bang Si Hyuk)について以下のように述べました。
「パン・シヒョクプロデューサー、キム・テホさん、本当にありがとうございます。僕たちを商品やビジネス資産として扱うのではなく、一人の人間として尊重してくださり、良い人間として成長できるよう導いてくれました。」
この発言は、その場では感動的な瞬間のように見えましたが、その後インターネット上では多くの意見が飛び交いました。特に、パン・シヒョク氏やHYBEに対する評価が揺れていた時期であったため、ジョンウォンの感謝の言葉が「会社のイメージ操作ではないか」と疑念を抱く声が上がりました。
ネットユーザーの反応
韓国の掲示板サイト「Theqoo」には、多くの批判的なコメントが寄せられています。
- 「これがHYBEの嫌なところだよね。」
- 「誰が彼にこんなことを言わせたの?」
- 「嘘くさく聞こえるんだけど。」
- 「過去にHYBEが他のアイドルを”商品”扱いしていたドキュメントが公開されているのに、こんな発言をしても信用できない。」
- 「腹立たしい。自分たちの都合が悪い時だけ”そういうことしません”みたいなスタンス取る会社だよね。」
一方で、ジョンウォンの発言に共感を示す意見も少なからずありました。ファンの中には、「メンバーたちの本心を信じたい」や「感動的な瞬間だった」といった、彼の言葉の裏にある感情を支持するコメントも見られます。
HYBEの現状と揺れる評価
ENHYPENが所属するHYBEは、これまでの数年間で急成長を遂げ、業界で大きな影響力を持つまでになりました。しかし、その一方で、アーティストの「商品化」に関連する問題やAI技術の導入に対する内部反発など、批判を受ける状況が続いています。
今回の発言は、パン・シヒョク氏やHYBEのイメージ改善を狙った戦略的なものであると解釈する声もあり、ネット上でも議論が白熱しています。
ENHYPENの成功を祝福する意見が多い一方で、所属事務所や業界全体に対する根深い不信感も改めて浮き彫りになった、と言えるでしょう。
2025年MAMAで大きな功績を収めたENHYPENは、今後もその成長とともに、様々な反応や期待を受け続けることになるでしょう。彼らの動向から目が離せません。
参考記事および引用: Koreaboo, Theqoo